こんにちは!slatchです(^^)
壊れてしまったおもちゃって、いつもどうしていますか??
うちの子、やんちゃだからすぐにおもちゃを投げたりして
壊しちゃうのよね。。
壊れたらまた買ってやればいいよ。
んもう!!パパったら、子どもに甘いんだから。
お金もかかるし、壊れたおもちゃを処分しないで
直せたらいいのになぁ~。
こんなお悩みを抱えているお母さん、いらっしゃいませんか?? おもちゃの修理、、難しそうなイメージですよね。
でも! 実は意外と簡単だったりするんです(^^)/
私は、おもちゃの修理って数えきれないほどしています!
なぜって娘が壊すから(笑)ウチの娘はどうもそそっかしいところがありまして、彼女が物を触るたびに「ガシャン!あっ…!」みたいなことがしょっちゅうなんです。
1位に「落とす」 2位に「折る」が堂々のランクイン!
そんなことが続く内に、段々とおもちゃを修理する回数も経験も増えていきました。
気がついたら音の鳴るおもちゃは殆どが直せるようになりました。折れたり割れたものは、ボンドやアロンアルフアさえあれば、大抵のものは何とかなりますよ!
ただ、ぬいぐるみの修理だけは苦手ですけどね・・・(^^;
では、おもちゃの壊れ方には、どんなパターンがあるのでしょうか?
- 割れた
- 凹んだ
- 音が鳴らなくなった
- 光らなくなった
- 動かなくなった(走らなくなった)
これくらいですかね??
では、どれが直せそうだと思いますか?
- 割れた → ○ 破片を集めて接着剤でくっつけよう!
- 凹んだ → △ これは諦めよう(おもちゃ中が空洞で、内側から叩けそうなら直せるかも?)
- 音が鳴らなくなった → ○ ケーブルの断線がダントツの1位なので、切れた所を元に戻せば直ります!!
- 光らなくなった → ○ ケーブルの断線がダントツの1位なので、切れた所を元に戻せば直ります!!
- 動かなくなった(走らなくなった) → △ ゼンマイ式のおもちゃはゼンマイの断線、電気仕掛けならケーブルの断線、それ以外は部品のサビが原因かも?
どうです??
個人の力量にも寄りますが、意外と直せそうな気がしてきませんか?♪
どうせ処分してしまうつもりだったのなら、この機会にせっかくなのでおもちゃの修理にチャレンジしてみませんか??
もしかしたら、「なぁ~んだ、蓋を開けてみたらこーんな簡単な仕組みだったなんて。私でもおもちゃを直せるのね!!」ってなるかも知れませんよ?(^^)
今回は修理の一部ではありますが、音が鳴る万歩計のおもちゃ、ドラゴンクエスト『あるくんです』を修理する過程を画像付きで丁寧にご紹介いたします。
この記事を読むと、「3番の音が鳴らなくなった」おもちゃを直すことが出来るようになります!
レッツトライ \(^o^)/
目次(好きな項目にジャンプできます)
まずは半田ごてや工具を揃えよう
写真にあるような、工具セットを一式揃えてしまうのが手っ取り早いのですが、もしかしたら家の奥深くに眠っている可能性があるので、一度お父様かご主人様に確認してみて下さい!

左上から
- 半田クリーナー(こて台)
- プラスドライバーとマイナスドライバーセット
- ピンセット
- ヤニ半田
- 金やすり(細いのと平たいの)
- ラジオペンチ
- ニッパー
- 半田ごて
- 左下の部品ポケット内に、「精密ドライバープラス」と「精密ドライバーマイナス」
- 左下の部品ポケット内に、「余ったヤニ半田」
が入ってます。
もしもご家庭に工具セットが全くない!という場合、ひとつひとつの工具を選んで揃えるのは初心者にとっては大変骨が折れる作業です。
少々値は張りますが、全てが揃っているオールインワンタイプのものを購入すれば、どれにしようかな…と悩んでいる時間が省けてすぐに修理に取り掛かることができます。
ホーザン(HOZAN) 工具セット セット内容20点 車載工具に最適 寸法:320(W)×200(H)×40(D)mm S-10でしたら、私が持っているものとほぼ同じ種類の工具が揃います!
但し、この商品は半田クリーナー(こて台)が付属していないようなので、こて台を買い足した方が作業しやすいと思います。
私が使っているこて台は、半田ごてがしっかり固定できないのがネックではあるのですが、その他のタイプはバネ状になっている固定台に半田ごてを差し込むタイプが多いみたいです。
但し、バネ状こて台も半田ごてが固定台から飛び出し過ぎてテーブルを焦がしたなんて話もよく聞くので、一長一短です。ちょっと分かりにくいと思うので、、こて台を2種類ご紹介させていただきますね!
※画像をクリックするとAmazonの公式サイトに飛びます。

プラスドライバー3種類です。
左から、大・中・精密ドライバーとなってます。
精密ドライバー(ベビードライバー)は、一家に1本あると大変便利です。メガネのネジなんかもこれで閉めることが出来ます。長さ5.5㎝、直径が2ミリ弱と大変小さいため、紛失しやすいです。
※因みにAmazonで「精密ドライバー」と検索したところ、数本セット700円くらいで売ってました。

ピンセットは修理箇所に手が届かない時や、直接触れない時に重宝します。ニッパーは配線やケーブルを切ったりする時に使います。
※因みにAmazonで「精密ピンセット」と検索したところピンセットが500円~1,400円で、「ニッパー」と検索したところニッパーが1,000円~2,000円前後で売ってました。

左から、半田ごて、こて先クリーナー(こて台)、ヤニ入り半田です。
半田ごては断線してしまった配線の修理に使います。熱で半田を溶かして、基板や部品に再び配線を繋げることができます。
半田ごてには「セラミックヒーター式」「ニクロムヒーター式」の2つ種類があるのですが、どちらを選んでも構いません。セラミックヒーター式の方が、半田付けできる温度に達するのが早く、こて先が短い為に持ちやすいです。
私は、白光(HAKKO) という会社のニクロムヒーター式のものを使っています☆
因みにAmazonで「半田ごて ニクロムヒーター式」と検索すると700円~800円、「半田ごて セラミックヒーター式」で検索すると、ニクロム式より若干高いお値段で1,000円~1,700円で売ってました。
温度調整機能付になると、もう少しお高くなります。
工具セットはひとつひとつ揃えるよりセットで買ってしまった方が楽だよ~と先程申し上げましたが、半田ごてとかは無いけどドライバー類の工具セットなら既に家にあるのよね…という方もいらっしゃいますよね。
その場合は、半田付けに必要な工具一式がセットになった太洋電機産業さんのgoot(グット) 電子工作用はんだこてセット X-2000E 日本製を買い足せばバッチリですよ(^^)
安価なものも出回っていますが、日本製のものがやっぱり信頼できます!
「ホーザン」「太洋電機産業」「白光」という企業のものが特に有名(人気)で、私が使っている半田ごては白光さんのものなのですが、25年前に技術系の専門学校で購入してから現在まで全く故障することなく使えています!めちゃくちゃ有難い♪
半田ごて大好きなのでついつい熱く語ってしまいましたがw、こて先クリーナー(こて台)についても説明させていただきますね。
こて台は半田ごてを使っていない時に一時置きするためのものです。下に敷いてあるスポンジに水を含ませて、高温になり過ぎた半田ごてをスポンジに当てて冷ます役割や、ヤニ入り半田がこて先に付き過ぎてしまった時に、スポンジの上で半田ごてを滑らして半田を落とす役割などがあります。

半田(ハンダ)です。
「活性ヤニ入り」がもう既に意味が分からないのですが、Google検索で調べてみると、ヤニ入りは界面活性が上がるそうです。
活性ヤニ入り半田は、電子機器のパーツの取り付け用だそうで、おもちゃの修理の場合は一般的にヤニ入りを使うのが普通です。(針金状になったものは全てヤニ入りと考えてOK。ヤニが無いものはフラックスと言って、液体状だそうです)
因みに、半田には「鉛入りと鉛フリー」の2種類があるそうですが、素人が扱いやすいのが鉛入りとなります。
鉛フリーの半田は鉛入りと比べて溶け出す温度が40度も高いため半田ごてをあてている時間(加熱量)が増加してしまい、電子部品や基板へのダメージが大きいそうです。
そんな訳で、半田を選ぶなら、活性ヤニ入りの鉛入りが良いでしょう。鉛入りかどうか商品に書いてない時は、Sn(すず):50~60%と表記されているものが鉛入りになります。
因みにAmazonで「活性ヤニ鉛入り半田」と検索すると、300円~1,000円で売っています。
半田ごては持っているけれど、、肝心の半田が無くなってしまった~という方は白光さんの活性ヤニ入りはんだ20g 電気配線用 すず50・鉛50 線径1.2ミリ FS406-02-01HTか、太洋電機産業さんの活性ヤニ入りはんだ20g 電気配線用 すず50・鉛50 線径1.2ミリ FS406-02-01HTを購入して下さい。
どちらも活性ヤニ入り鉛入りの半田です。
おもちゃを分解してみよう

まず、修理に必要そうなものを予め準備しておきましょう。
我が家には、修理するものを安全に固定して作業するための「バイス」が無いので、髪の毛を束ねて留めるためのクリップを代用します。
それから、半田ごてはまだコンセントには差し込まないで下さい!!
半田ごては大変熱くなります!! 作業中に半田ごてをこて台に置こうとしたら、ケーブルが引っ張られて落っこちる!なんてことが無いよう、延長ケーブルを使ってコンセントまでの長さに余裕を持たせておきましょう。

まずは、中くらいの大きさのプラスドライバーで、スライムの裏側のネジを外します。

外側のフタが外れたら、今度は精密ドライバーを使って、内側の4つの小さなネジを外します。

壊れた原因を探ろう

上の写真が少し見づらいですが、赤い線(○印)が丸い金属板から外れてしまって宙ぶらりんになっていました!!これを丸い金属板の内側の円の中(○印)に半田でペタっと付ければ直りそうです。
今回は、配線の半田が外れてしまっただけなので直しやすいのですが、配線が切れてしまった場合は、ニッパーを使って配線の外側の赤いビニールの部分だけ2mmくらいをそっと切り外し、銅線部分を半田付けして金属板にくっつけます。
※配線が断線してしまった場合の半田付けの方法は、また別途記事を書きたいと思います。
これは、私には直せないのでは…?と思ったら、そっと元どおりに戻そう!!
「想像していた仕組みとちょっと違う」とか「複雑な場所に半田してあった」など、自分の手に負えない時は、諦めて専門店に修理をお願いしましょう。
やみくもに修理しようとしてもそうそう直りません。こんな時は、一旦見なかったことにして元に戻し、ネジを閉めて落ち着きましょう。
半田付けにチャレンジしてみよう

外れてしまった赤の配線を、半田付けしたい位置にクリップで動かないように固定します。

ここでようやく半田ごてをコンセントに差し込み、温めます。
温めた半田ごてを金属板に近づけてこて先を当てます。金属板を温めるようにして、赤い配線にくっついて固まっていた半田を溶かし、金属板に馴染ませるようにして接着していきます。
もしも半田の量が足りない時は、針金状の活性ヤニ半田を溶接部分に近づけて、ちょこっとだけくっつけます。すると半田が溶けて溶接部分にスッと流れてくれます。

なんとかくっつきました♪
しかし今回、時間が無い中急いで修理したので、半田付けがイマイチ!!芋半田になってしまった~(+_+) お恥ずかしい。。
本当はもっとメタルスライム型の、ハーシーのキスチョコみたいに綺麗な山形になるのが成功なんです☆
※“芋半田”とは、半田付けの失敗例のネーミングで、コテの温度が低すぎて、当てている時間が短い場合に発生します。
ネジを全て元通りに締め直せば完了!
半田付けが終了したら、すぐに半田ごてのコードをコンセントから抜きましょう!
半田が固まり、金属板が冷えてきたら、全てのネジを閉めて蓋を閉じ、最後の1本のネジをギュッと締めれば・・・

チャララ ラッチャッチャ チャ~ン♪(レベルアップの音)
ドラゴンクエスト『あるくんです』から無事に音が聞こえて来ました~~~\(^o^)/
まとめ
今回は、音の鳴るおもちゃから音が出なくなってしまったのを、修理してみましたが、どうでしたか??意外と簡単そうに見えませんでした?
実は、おもちゃから音が出なくなる故障の原因というのは、殆どの場合、配線の断線か、今回の様に半田付けがイマイチな状態で落としたことによる衝撃がきっかけで、ポロっと半田が取れてしまったことが原因という例が多いんです。
なので、おもちゃのネジを外して分解なんかしたら、もう2度と元には戻らなそう!という状態の構造で無ければ、是非落ち着いて、おもちゃをじっくりと観察してみて下さい。
案外簡単な理由で音が出なくなっていることが分かると思います。
半田付けするのは難易度高い~!!と思ったら、『基板 半田付け 練習キット 』なんていうアイテムも存在するので、実践する前にこちらで練習してみるというのも楽しそうですね♪
おもちゃが壊れてしまったら、諦めずに是非一度修理に挑戦してみて下さい。
お子様の「おもちゃなおったぁ! スゴイ!! ママありがとう~」というキラキラした笑顔に出会えますよ(^^)