こんにちは!slatchです(^^)
筆者の娘は現在小学校2年生なのですが、幼稚園では出てこなかった新たな悩み事が小学校入学後に増えました。
それは、娘の宿題が永遠に終わらないという悩みです!
毎日毎日「どうしてこんなに時間かかるの!?」
いい加減に終わらせてぇ~~~!(怒)
何が一番バトルになるかというと、漢字の書き取りです。我が家の娘は文字を書く時、お手本を見ながらお手本通りに書くというのがとにかく苦手。
幼稚園の頃は “遊び” として楽しく書いていた文字も、小学校に上がると “勉強” として義務的に練習されられるので、娘も段々と文字を書く楽しさがどこかへ消えていってしまったようでした。
では幼稚園の頃には確かに存在していた「文字を書く楽しい気持ち」を子供の中から消さない様にする為にはどうしたら良いのでしょうか??
今回は娘の宿題を見る中で筆者が見つけ出した文字の書き取りが上達する3つのヒントをご紹介したいと思います。
この記事を書いている人
slatchといいます!
保育士資格と幼稚園教諭2種免許を両方保有している、7歳の娘を持つママです。ママ目線でありながら、子育てで大切なポイントを先生の目線でもお伝えしていけるよう心掛けています。
Contents
字が下手な子供でもとにかく褒めちぎる!
結論から申し上げます。
とにかくどんな時でも!どんな状況でも!!子供が書いた文字のどこかを必ず褒めてあげるということが何よりも大事です!!
子供が文字をお手本通りに書けなくてイライラしている時は、いくらアドバイスしても文字をひたすら練習させても上達しません。だって本人は文字を上手く書くコツを知らないのですから。
子供が書いた文字…汚いかも知れません。だけど、どこかに1カ所くらいは良いところがあるはず!!
- 字が太くて濃い
→「文字が力強くて良いねぇ!!」 - とめ・はね・はらいのどれかが出来ている
→「このはね!シュッとしててカッコイイね!!」 - 文字が枠からはみ出している
→「この文字、元気良いねぇ!!」 - 文字が小さい
→「枠からはみ出さないで書けたねぇ!!」 - どれもできてない
→「ママ、この文字見てたら楽しくなってきた!!」
大事なのは、まず一番最初に褒めること!!
そして、そのあと、直すべき部分について「…だけど、この部分をこうしたらもっと素敵だね」と優しく触れてあげれば素直に聞いてくれる確率が上がります。そしてバトルにならない!
子供が文字の書き取りの最中に癇癪を起したり、途中で投げ出して遊びだした場合は、「さっさと宿題に取り掛かりなさい!」と言いたい気持ちをぐっとこらえ、まずは平常心を心掛けましょう。
子供の好ましくない行動には、ペアレントトレーニングの “気付かないフリ” が有効ですよ!気付かないフリ!!
ペアレントトレーニングについては『親が子どもをダメにする!?怒るのをやめてみたらラクになりました』を読んでみて下さい☆
字が上手く書けない子供は空間認識が苦手かも?
小学校の低学年のノートのマスは、田んぼの田の様に薄い点線でマス目が印刷されていて、お手本の文字を見ながらゆっくりとマス目に文字を書き写していきます。
だけど、筆者の娘はお手本の文字とマス目の大きさに違いがあると、文字のバランスが分からなくなるようで、視空間認知が苦手なのかなぁと感じました。
目から入った情報のうち、ものの位置や向きを認識する能力です。この機能は視力のよし悪しとは異なるもので、地図を読んだりぬりえをしたりするときに使われます。
出典:LITALICO発達ナビ
子どもの場合には、読み書きの困難があるとき、視空間認知の弱さが背後にひそんでいることもあるそうです。
また、視空間認知の働きは4つに分けて考えられるそうです。
- 見たい対象と背景を区別するはたらき
- 形や色を弁別するはたらき
- 色や形・位置が異なっても同じもの「同じ」として認識する働き
- 空間的な位置を把握するはたらき
世の中には様々な文字の書体(筆記体やブロック体など)があるにもかかわらず、「A」という文字を全て同じものとして認識できるのは空間認知能力のおかげなんだとか!
参考にさせて頂いたサイト:放課後等児童デイサービス「アレッタ」
筆者の娘が小学校で使っている「かんじドリルノート」↓

はなまる貰ってるじゃん!とツッコミが入りそうですが、この1ページに2時間くらいかけています(^^;
上のノートの写真を見てもらうと分かるように、同じ『山』でも3種類の大きさで文字を書き取らなければなりません。それは大人にとってはごく自然にできることだけれど、視空間認知が弱い子供にとっては難しいのですね。
だから、マスの大きさが変わる度にどれぐらいの長さで書いたか分からなくなってしまって文字の大きさが定まらないのだと思います。
子供の文字の練習はお絵かきブックを活用すれば楽しさアップ!
文字が上手く書けない理由としては、線がまっすぐ書けない、頭で思い描いている通りに線が引けない(手や指が上手く動かない)ことなどが挙げられます。
先程の、視空間認知の能力をアップさせるためにはある程度訓練をした方が良いのかなと思い、いろいろとグッズを探し回りました。
そしたらなんと!100円ショップにありました!!良い教材が!



これなら、文字を書くよりも楽しくて、いつの間にか頭で思った通りに線が引けるようになる…かも知れない良いアイディアな気がします!!
早速別のノートでも娘にいろいろと書いてもらいました!
『○・△・□』なら記号なのでお絵かき気分で楽しくできますよね♪女の子なら『♡・☆』なんかも良い題材かも知れません。



○は歪んでないか?大きさよりも細長くなっていないか?など、形のバランスが大事です。上の写真の様に、ウチの娘は△が特に苦手のようでした。
○が苦手だと、ひらがなだと「あ・お」、「め・ぬ」などが上手く書けませんし、△が苦手だと、「く」や「と」、「へ」などが歪んでしまいます。そして、□が苦手だと、カタカナだと「コ」が上手く書けませんし、漢字の場合は「口・田」や「四」などが上手く書けませんよね。
【子供の文字の覚え方】まとめ
文字の苦手意識があるお子さんをお持ちのママさん、何度教えても上手く書けるようにならなくて困っているパパさん、ぜひ宿題の合間の記号お絵かきを取り入れてみて下さい!
娘は、文字が上手く書けない時にこの記号の練習をさせるようになったところ、段々と歪みのない文字を書くことが出来る様になりました。もちろん一度上手に書けるようになったからといっても、日がたつとまた元の歪んだ文字に戻ってしまいますが、練習してまた上手になって、の繰り返しです。
毎日子供の宿題を見ていると、時々「キィ~ッ!!」となってしまいそうになりますが、そんな時は親の私たちがまず冷静になって子供のサポートが出来ると良いですね。
大事なポイントは、「子供の書いた文字のどこかを褒める!!」です。
そして、その後で怒らずにアドバイスをしてあげて、時々記号お絵かきを遊びの中に取り入れてみて、段々と文字が上手になっていけたら親としては嬉しいなと思います(^^)